ズレた、ズレた、ズレた世界 ゆっくりやって来るめまい 誰の仕業 この目で見たんだ 壁みたいなものの 向こうに居たんだ 見えないの はっきりと 「ようこそ、そこの旅人 姿形、人柄 想像にお任せ」 って言ってどこに行くの おんなじ歩幅で 柔い紐解いて お気に入りの服を自分で汚して 「我を通して、我を通して」 これは厄介な呪いね 今日が終わればいい そんな思想ごと 真っ先に壊せばいい 価値観を変える 独創性がベース 自分で決める方向性はセンス 揺れて、燃えている 緋(あか)のリズム 消せない 玄(くろ)のリスク 微かな本能を 見つけ出して 人に近づく ボヤけていた 心にいま そっと「意味」のある味を 廻る、廻る 混ざる 感情も いつだって 誰だってジョーカー 淡く、淡く 騒ぐ 人の様 咲かせてみせる愛を 使い分けた声で伝う 何かの論理はある種の呪縛 うんざりして引きちぎって 掲げたんだ トリコロールカラーのフラッグ プラスにしてきたマイナス 天へと繋がる改札より 行きたいところは快楽 そう気づかせてくれて ありがとうのあいさつ 温かいコーヒー 右手に持つ 静かに 目を閉じて飲む 表と裏の顔 暴くことに 興味はないの 疑うのか、信じるのか どっちにしろ同じこと 廻る、廻る 混ざる 感情も いつだって 誰だってジョーカー すでに 超えていたボーダー 淡く、淡く 騒ぐ 人の世も そっと隠す 弱い所