Unnamed Color

歌詞

波に揺られるように 街は人に 溢れ それぞれの意図 混じり 極彩色の渦になる 溺れそうになるほど 息のしづらい夜に 誰からも 染められない 求めてた色 見つけたんだ 筆先 期待が 解(ほど)けて 膨らむ 溶けて 眩む 透明すぎて 純粋すぎて 触れることすら 戸惑うほど 危うい魅力 沸き立つ意欲 忘れられない また会えるかな 生まれ変わったように クリアな視界になる 淀んだ色を忘れ 描き出した 新世界 僕の視ている景色 誰より知って欲しい 窓の星 呟いた 「会えたらいいな」 望んだのに あなたの 姿は どこにも どこにも 無地のキャンバス 絵の具も 筆も 全部捧げて 描きたいのに あなたなしでは 完成しない 出会う前には もう戻れない 声がする 誘うように 誘うように ふわり 膨らむような 愛も どろり 溢(こぼ)れるような 欲望も 混じれば グラデーション 一緒 傷つく としても 触れて みたいな 赤 青 黄色 緑 紫 白 黒 グレーの どれとも違う 初めての色 求めて迷子 くすんだような日常 抜けて 無垢な瞳に 踊るクレヨン 僕の感情も 映し出した 透明な色 透明なまま 空っぽのまま 僕に描かせて