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名もなき花の向こうに(仮)

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  • 2012.01.01
  • 4:52
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歌詞

逆にこんなこと言っても 信じないかもしれないけれど 例えば世界はもう 終わっているんだよ それどころかまだ 始まっていないのかもしれない 全てはもう 言葉の問題でしかないんだよ 十二月の冷たい雨に降られて 悴んだ両手を口元に翳し 「今年ももう 終わっていくのですね」なんて 空々しく君が呟く 疲れきった体を壁に擡げて 一つずつ一つずつ カーテンの柄を数えてる 目を閉じると雨に濡れた アスファルトの道を走る SUZUKIの音が聞こえてくる いつだって僕は 壊れそうなものばかり集めて 本当の気持ち消し去っていった 今日だってそうさ 何も知らないようなフリして 宿り木にぶらりぶら下がってる もうラブソングは 二度と書かないって決めたから しばらく君とも 連絡を取っていないよ 愛した人とさえも 幸せを掴めない僕に 明日を夢む元気などないんだよ こうやって僕は 傷ついたことにかまけて 遠くにいる誰かを見下してるんだ 今だってほら 夜と朝がすれ違う時間に できもしないことばかり考えている 今君は僕の知らない世界で 僕の知らない気持ちと 向き合っているんだろう 君の幸せが 風の便りによって届いたら 小説にでもしようかなと窺っている 時が過ぎてみんな 老いさらばえてしまったら この町の景色は どうなっているんだろう 風に揺れる名もなき花の向こうに あんなにも凡庸な空が広がっている 風に揺れる名もなき花の向こうに あんなにも凡庸な空が広がっている

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