ほっぺが赤いと目を見てくれないね 嫌いにならないでねと あなたは言った 鏡のように僕も同じ想いを反射した 赤くはならないけど 咄嗟に突き放してしまうのも 悪い癖なんだ 好きだと言えばいいのに 頼りないスコップで砂かけたよ 好きだよ どこにも行かないで 好きなんだって言っちゃえば 楽なんだけど 言わない美学を黒鍵に 言う正論は白鍵にでも振り分けて 叩いてみたら降ってきたメロディー 愛おしくて愛おしくて本当はもっと 躊躇いたくない ひしゃげたハートに 頼りないスコップで砂かけたよ 好きだよ どこにも行かないで あなたを僕のものにしたいのに 気持ちは隠れていくばかりさ あなたの気持ちはわかってるのに はじまりの音が怖くなるんだ 頼りないスコップで砂かけたよ 好きだよ 今日も独り言 砂に紛れて 恋は曲がっていった 想いを分かち合えた誰かに あなたはほっぺを赤くした