眩しさに目を閉じてしまうから 上手には見つけられないけど それだけで あなたは今もこの街のどっかで ふらついている と思うようにしています。 今日も窓ガラスは 空っぽみたいに透明で 手を伸ばしてみたら ちゃんと隔たりがあった 重なる青の向こう側 泡立つ雲の浮かぶ先で あなたはきっと呑気に アイスクリームを食べている 貝殻を集めて見せ合ったり へんてこな写真を撮り合ったりして 自転車を漕がずに引いて歩く帰り 道は こんなとこまで続いていたんだな 連なる空は茜色 夕焼け小焼けで日が暮れて 伸びる影がどう見ても ひとり分しかないのです。 笑っていて 笑っていたいよ 深まる藍に散る星を 繋いで名前をつけてみる わたしもいつか呑気に アイスクリームを食べてやる 重なる青の向こう側 泡立つ雲の浮かぶ先で あなたはきっと呑気に アイスクリームを食べている アイスクリームを食べている