あの人は 運命の人じゃなかっただけで ただの通過点だと切り捨てること 容易くないから 交わした言葉 見えた景色 浮かべた様々な表情 その全てを無に帰そう 君がそれを望むなら この広い世界のどこかにたった一人 運命の人が待ってるとしたら その人に出会うまで私はどれほどの 悲しみと痛みを味わうのだろう 憧れを抱き続けて 幻と気づかず 夢から覚めたとき 居場所をなくし立ち尽くしてる 底の見えない深い海に 溺れて沈み込んだ心は 海面まで浮き上がれる 余力を持ち合わせず この広い世界のどこかにたった一人 赤い糸で結ばれた人がいたら その人に出会うため私はどれほどの 代償と犠牲を支払うのだろう この広い世界のどこかにたった一人 運命の人が待ってるとしたら その人に出会うまで私はどれほどの 後悔と苦渋を味わうのだろう 涙を流すことで 過去を清算することができるなら 枯れ果てたこの身体は もう進むしかないから この広い世界で私はたった一人 運命の悪戯に翻弄され 愛されることへの執着に溺れて 信じ抜くことを忘れていたけど 限られた時間を共に歩んでゆく 無限にも感じる幸せな時 そんな人にいつか私は巡り会い 運命を奇跡に変えていきたい そんな日を夢見て眠りにつくの
