この背中に被さるように 憑いてる「ヤツ」が囁く またかよ… 抗おうとも 呑み込まれてく 醜い我に気付くよ 「悲しみのカケラなんて 苦しみのイタミなんて 何も感じないよ」 この世界に睨まれも 隙をみて瞳(め)をそらして 逃げるよ… 卑怯ものと言われたって 小細工な罠を君に仕掛けて… 「ヤツ」に聞いた 人間とは 嘘を孕み生きてる だからさ… バカな僕を 騙してくれ それは君の優しさ 「Ah…モザイクで消してくれ!」 出鱈目だよこの世界が 臆病風に吹かれて 怖いよ… 分かっていても網のような 小細工の○罠に掛かる… 「喜びのひとつひとつ 悲しみのふたつみっつ 全部かきあつめて」 また歩き始めるよ… この世界に睨まれても これ以上 瞳(め)をそらさず 向かうよ… 愛している愛されたい 小細工な罠で君の中の君の中へと… 中へと… (小細工で造られた 「セカイ」で生きているんだ 君のため僕のため 優しい嘘をつくんだ)