誰かが泣いているような 冷えた雨の隙間から 誰かが笑っているような 見慣れた憂鬱な空 ぬくもり欲張った夜も 言えなかった愛の台詞も 名前のない命も 知られなかった歌も ふたつの月が見ている 黄金色の目見開いて 「辛いだろ?代わってあげるよ」 右の月が歌ってる いつかは会えるだろうか 砂になって消えたあの人 すれ違うように通り抜けて 忘れたふりで笑う ふたつの月が見ている そこから見える景色を 「綺麗だよ ほらこっちに来いよ」 左の月が歌う 届かない声 耳塞いで静かに泣くのもいいさ もう一人ぼっちじゃないよ ふたつの月が見ている ふたつの月が見ている
