乾いた脳みそを 無理やり絞るように 生み出した歌だから 薄っぺらで笑えねえ ペン先を伝うインクが にじんでいく 開いてくその闇に 飛び込んで 心に穴をあけたのは きっと君の言葉で埋めるため もしもちゃんとはまらないのならば いくらでも削ろうや しびれ切ったこの体に 血が巡り始めるような痛み 生まれたてのシカのように震えて 目を見開いてる 枯れ切った瞳には何も映らない どうかどうかその才を恵んでくれ 擦り切れて硬くなったこの指先を どうかどうか綺麗だと慰めてくれ 息さえ思い出せぬほど深く落ちた 静寂に響き渡る鳴き声が 本当の愛を探してるみたいだ 心に穴を開けたのは きっと君の言葉で埋めるため もしも入りきらないというなら もっともっと開けようや いずれ僕がなくなっても そこに美しい歌があるなら 僕は君の言葉にのまれていい 染め上げておくれよ 冷え切った感情じゃ何も映らない どうかどうかその才で 揺さぶってくれ 擦り切れて硬くなったこの指先を どうかどうか綺麗だと慰めてくれ まだもっと頂戴 その声を頂戴 言葉を頂戴 まだまだ 枯れ切った瞳には何も映らない どうかどうかその才を恵んでくれ 擦り切れて硬くなったこの指先を どうかどうか綺麗だと慰めてくれ