得られるものより減るものが 多くなって気づいたんだよ どこにでもあるような歌は 歌いたくなかった 卑屈で埋め尽くされた紙なんて 僕が破ってやるよ 赤で書いた文字より 大事なものはあるんだ 「どうせみんなそうだろう」 「僕だけじゃないだろ」 誰かの言葉がやけに胸に刺さって 白線は見えてたのに 僕たちは止まらなかったんだ アイロニー、ねえ教えてよ どこに向かえばいい? 帰り道荷物が多くなっている ことに気づいた 僕には持てないほど おもく重なっていた 「どうせ僕なんか」とか 「君みたいにはなれないよ」とか 僕の思いが深く君に刺さって 白線が見えてたってなんだ 止まってしまう方が馬鹿だろう 現実は見えてたのに 僕たちは止まらなかったんだ アイロニー、ねえアイロニー 本当のことはどうでもいいんだ 終わりなんてつくらなきゃいい (3メートルの先の未来は 檻に入れられた魔物のようだ 1メートルの先の景色は 僕に向けられたものなんだ) あと少し、待ってたのに 今日も君は来てくれなかったんだ