いい年こいての大台にのって まわりの白い目が迫る 「降参しろって」 いつも目の前には 大海があると言うのに 漕ぎ出さない後悔 ばかりが募ってく 今日も惜しみなく 浪費した持ち時間 気付けば高校球児も AV女優もアイドルも皆年下 数多くを失くした で俺は何を成した? 何を残した あいつがなれて 俺がなれないもの あいつには出来て 俺には出来ない事 あいつが行けて 俺が行けないところ あいつにあって 俺にないもの ないものばかりを並べては、 ない物ねだりの ごたくをただ並べてた 俺は被害者 そう思ってる痛い奴 気付けば白み出す空 Time up 嗚呼、このまま夜が明ければ また一つ終わりに 近づくんだろう 嗚呼、明日の今頃には 同じような景色が そこで俺を待ってるんだろう 朝焼け 俺を包み込んで離さねえ ゆりかごから墓場まで 俺を包み込んで離さねえ どこかへ連れて行ってくれよ 朝焼け 時間はいつも俺を置いていく また一つ老いていく 言い訳ばかり覚えていく 当たり前のことを 当たり前にできなくて 苦し紛れに 「つまらない大人には なりたくない」 甘ったれたハナたれが 空っ風に吹かれ からかった目で笑っていた 世間に晒され 全て暴かれる 睫毛したたる 雨垂れ乾かせば改めて 現れた鏡の中の 片割れがこう言う 「かまへん、やったれ」 俺はなんでもないと そう気付けた時 それは真の意味で 俺が俺を見つけた時 つまらなくていい、 くだらなくてもいい もう誰とも比べなくていい 違いや隔たりを 認めよう やっと踏み出せた 重い一歩目 窓から差し込む光 終わりと始まりを 告げる朝焼け 今日はここまで またね 嗚呼、このまま夜が明ければ また一つ終わりに 近づくんだろう 嗚呼、明日の今頃には 同じような景色が そこで俺を待ってるんだろう 朝焼け 俺を包み込んで離さねえ ゆりかごから墓場まで 俺を包み込んで離さねえ どこかへ連れて行ってくれよ 朝焼け 朝焼け 俺を包み込んで離さねえ ゆりかごから墓場まで 俺を包み込んで離さねえ ここまで迎えに来てくれよ 朝焼け