オレンジ色の夕日が 住み慣れた街包んだ 2つ重なった影は 離れないと思っていた いつから滲んで 見えるようになったの 見知らぬ廃墟に変わっていく いつもの景色が 切なく咲く線香花火 夜に溶けて まるで今の2人を見てるみたい 届きそうで届かないこの距離に 戸惑うのは私だけなの ベッドの中のぬくもり 2つ並んだ歯ブラシ 趣味の悪いTシャツも 輝いて見えていたのに どうしてあなたは私の目を見ないの 気付かないフリして しゃべっているだけ 震えてるのに 花火越しに見つめていたあなたの顔 いつも通り優しく微笑んでいる 壊れそうな静けさの中で そっと願っていた 戻れたら出会った頃にまた戻れたら <♪> 切なく咲く線香花火 夜に溶けて まるで今の2人を見てるみたい 届きそうで届かないこの距離に 飲み込まれて 怯えて 切なく咲く線香花火 夜に溶けて まるで今の2人を見てるみたい 求めすぎて引き裂いてしまいそう でもこの手を離せない まだこの手を離したくない