咲き乱れていた ねぇ おとぎの世界は甘くて 最初に見た愛は ねぇ 最後に見た夢に凍えた こじあけた扉はいつだって 悲しい結末だけ 物語るように 教えられたけど あなたをさらって逃げましょう あなたの自由を奪ってしまうの この腕がちぎれて 悔やんでも 帰る場所なんて あるはずもないから 手をつなぎながら ねぇ 指の間からこぼれる 嘘は輝いて ねぇ 真実になること知ってる? 目に写るものさえ 壊れてく 見えない永遠など 私はこの手で つくってゆくから 全てをかきわけ逃げましょう ためらい飛び出せないならあなたを 刻んで詰め込んで カギをかけ やさしく抱えて 汽車に乗せてあげる あなたをさらって逃げましょう あなたの自由を奪ってしまうの この腕がちぎれて 悔やんでも こじあけたままの 扉のむこうで 風は吹いてるから