いつでも私を落ち着かせるのは 紫の影と赤い雲 染み付いたタバコの匂いが あの頃を思い出させる いつでも私の胸を掻き乱す 蒼くて眩しい君の目が 遠くの国の海の輝きと そっくりそのままだったのさ それを伝えたくて 今日も待っている いつでも私が涙流すのは ひとりぼっちのあの子供と 窓辺で干からびて死んでた ちっさい虫とかだったのさ いつでも私が思い描くのは こぼれた粒を拾い集め 綺麗だよって言って微笑んでた 君の瞳だったのさ それを伝えたくて ずっと待っている 総電塔を2人で見上げては あれが東京タワーだよって 嘘を言って 笑い合った いつまにか 日が暮れた いつでも私を落ち着かせるのは 紫の影と赤い雲 風が私を押す タバコの匂いが消えて 手を取り合う子供たちと 花を行き交う虫たち それを伝えたくて ただそれだけを伝えたくて 君に伝えたくて 今も待っている