黄昏の人もまばらなエアポート 人目を避けていつものラウンジへ 席を立つ間際 懐かしい香りが包む きっと君と感じたんだ間違い無いと あぁ二度と会える筈なんて 諦めてたんだ 忘れるほかにないんだって 頼むよマジで 君が今甦るよ あの日々が溢れ出すよ 仕舞い込んだ想いは隠したまま 優しさちゃっかり泣いて 教えられたあの最後の サヨナラ 何も返せなかった 見送る事がせめてもの強がり 見えなくなるまで 佇んで 泣いてないフリ 黄昏に揺さぶられてるエアポート 気づかない君席へと戻る 隣は誰か嫌いなタイプの奴が 細い肩抱き寄せて微笑んでる あぁもう知らない街で 新しい暮らしを 始めているんだろうな…奴と 頼むよマジで 君と目が重なっていく あの日々が溢れ出すよ 身動き出来ず ダンマリ決め込んだまま 目を伏せた君の目には 知らない人に成り下がる 男の姿が笑えるだろう こんなに長い1秒を過ごして 駆け巡るのは 儚く 切ないストーリー 君は北へと飛び立ち 二度目の奇跡は 起こりはしないだろう 南へ帰る時が来た 聞き慣れた足音さえ 雑踏に掻き消されて サヨナラ振り返る筈もないね 言葉も交わせやしないけれども あの日と同じ 見送って そっと サヨナラ 君が今 甦るよ あの日々が溢れ出すよ…