大好きなので。死んでほしいので。 咲かせたのなら。枯らせたのなら。 『アナタって、 良い人でしたよね。』 気付いた。 アナタがついている嘘に。 「会いたい」がいつも急なワケに。 はいはい。弄んでいたんですね。 その「好き」 は使用済みなんですね。 ニセモノの愛には、 致死量のアイを。 楽しみにしててよ、最期の夜を。 今、行くからね? ちょっぴり苦いお土産を持って。 二度と 目覚めないベッドルームまで。 『アナタって、 良い人でしたよね。』 大丈夫。すぐ眠らせてあげる。 最期まで私が、あやしてあげる。 バスローブはアナタの死装束へ。 シルクの棺桶で、おやすみなさい。 ねんねんころりよ おころりよ 二度と目覚めない子守唄で。 忘れないように刻み込んで。 『アナタって、 良い人でしたよね。』
