手を振りいつもの人と別れ 静かな電車に揺られ 思い描いてた場所を遠く眺め走る 旅立った日から今日まで ふと振り返れば やけに眩しいけど いつものことさ 白い息が街灯に溶けた 刹那に消えゆく感情にも似てた 少し可笑しくて 手にした物は少なくない のに いつも何かが足りない そうやって同じように 1年前にも思っていたっけ 風に吹かれて僕ら どこへ向かってるのかな 形のない思いを抱いて眠るよ 時間は絶えず僕らに逆らい でも ときに僕らに従い 心だけ ただ置き去りにして行くようで 君に言えなかった言葉 不意に胸の奥で 眠たそうに絡まって消えた 永遠の意味さえ曖昧な僕ら だからこそ今 抱きしめていたい こんな気分だって 余計なスピードは要らない 唄うような速度で構わない 確かめて行くんだ 僕という未来をこの足で 不似合いなストーリーを語らい 可能性にすがるのも違う ドアを開けるさ ただ自分の手で 引き裂いた夢から溢れ出たのは どんな嘘だったろう (まだ掴めねど) その傷の全てが (Yes, 多分) 優しさに変わる 告げよう (There's nothing to be wrong for you) あの頃の僕に 素晴らしい今日よ さよなら 独りそっと呟けば かすかな光が ほら 繰り返す夜の向こうに 風に吹かれて僕ら どこにだって行けるさ 形のない思いを明日に放つよ (There's nothing to be wrong for me)