夢を魅たくてこの場所に来ていた 私を忘れそうな空の青 白い砂 何もない午後 波の打つノイズと 聴こえるのは走る風の音だけ Summer time 熱く降りそそぐ陽光を遮る術は Summer time 時間に隠れる事と独りで呟いた 夕暮れ近く空を埋める雲に 陽射しよりも強い稲妻が光りだす 騒がしい程灯されたホテルの 照明りさえ霞んだ夜の海には Summer rain 不意に降りだす雨が心を冷やす Summer rain 遠い彼方の愛にさよなら言う様で… 記憶の中にまだ鮮やかに描かれているものすべて Summer time 夏のひと駒だけのフィルムに映る Summer rain ほんの僅かな瞬間の傷跡なのだから…