目が覚めた部屋に 置き去りのマグ 増えたフィルム 足先を引かれ君を残し 扉を開ける 空は白く 重ねた指先に 舞い降りて閉じた欠片 刻んだ足音に 飛び越して歩く道よ ひとりぼっちの心 奪ってほしいのに 空に咲いたストロボ その熱に惹かれて 同じ星を見たから 心は苦しいんだ 雪の降る世界に 魔法なんてないから 夜が更けるときまで 手を離さないでよ 書きかけの手紙 また明日と 思考を閉じて 鳴りやまぬ針に 身体背け 眠りにつく 星は歌う 夜明けに見ていた 君がいない星 一人で凍えていた 私のレンズ 導く光 進みまた会えた 今度は譲れない隣 重ねた指先に 舞い降りて解けた香り 刻んだ足音に 振り返り笑う笑顔 隠せない恋心 私だけの気持ち 夜に咲いたストロボ その熱に触れて 鐘が鳴るときまで 手を離さないから 積もり降る想いに わがままな私は 今際の夢を見る 瞼が落ちるまで 二人踊りましょう