僕の目を見てくれ 映るのは 夕暮れ時の波打ち際の思い出 その手は優しくて 握り返す右手 いつだって言葉以上を探していた 身体が溶けそうな熱の感覚 爽やかな風は時計を戻していく 波音、風はもう止んでいる 目の前の貴方には、 今日が続いていく 僕の目を見てくれ 映るのは君の影 あの砂浜があまりにも美してくて 思わず見惚れて 重ねた左手 束の間の喜びを噛み締めていた ツンとする何かが胸を刺す 季節は僕の傷口を包み込む 波飛沫は飛び立てそうなBGM でも何故だろう 今日はもう飛べそうにない 「僕の手を握って」 答えぬ問いかけ いつまでも明日を探しているだろう