寝転び沈む畳の海は 無情に響く秒針の音と 深く冷めた心だけ 他は何一つ無い 本物なんて下らなくて でもどうしても離せなくて 偽物になれたなら 愛される資格が持てたかな 空は青 陽はルージュ 漏れそうな声を殺し アスファルト 踏みつけ草が 揺れてる 揺れてる 揺れてる 子供らしく生きた少年の日 強い子だと褒めてもらった 嬉しくて笑ってた 今はもう笑顔も忘れた ビル街のガスの中 過ぎし日は胸の中 アスファルト 踏みつけ草が 揺れてる 揺れてる 揺れてる 馬鹿みたいだと笑ってくれ 愚かしいと指差してくれ がらんどうの心へと 唾を吐いてほしい 本物なんて下らなくて でもどうしても離せなくて 分かってるんだ、そうこれが 本物なんかじゃないってさ 空は青 陽はルージュ 漏れそうな声を殺し アスファルト 踏みつけ草が 揺れてる 揺れてる 揺れてる 揺れてる 揺れてる 揺れてる やがては 枯れゆく ららら ららら 枯れてゆく ららら ららら 忘れられる ららら ららら 忘れられる ららら ららら