只今旅の途中 顔馴染みの駅に下車 道中張りつめた緊張から 少しずつ取り戻してゆく 心持ち 余裕 ホームに降り立って深呼吸 改札出て込み上げる郷愁 海、山、街、田んぼ、畑 そういう全てのみ込んでSongForYou 迎えに来た年下の友達 彼のクルマで山道 転がり込んだ居候 即裸足 足を伸ばし即ち遠慮は無し 窓から臨む木々 風を直に感じられる 揺れる右に左 振り子使いの催眠術士 イチ、ニのサン、数えたらオヤスミ このままもう少しだけ 空白に浸りたいんだ お邪魔ついで家族のふり 何者か忘れたいんだ 目を覚ませば其処は緑 ミドリ、みどりの世界 竹林バックに稲の苗伸び 造り出された人工の美 渦を巻くように霞がかかり 軒先きには朝露滴り 窓に張りつくヤモリ 驚いた矢先 横切ったのは白鷺 タテヨコに広がるワイド画面 飛び出す3D 目線は奥の奥へと 引き込まれたら戻れない 現実から遠く離れて眩暈 クラクラとフラフラとユラユラと 気持ちよくなってきたよ だんだん瞼が重くなる そろそろお昼寝タイム このままもう少しだけ 空白に浸りたいんだ お邪魔ついで家族の振り 何者か忘れたいんだ