Track by少年キッズボウイ
港から吹いている風は 街へと流れて路上の熱を逃がす 裏通り、老犬が眠る 時計台を通り過ぎて 陽の光を浴びた 5番ドックで歌っている 彼女を誘い出して船出を迎える 乗車券は買っていない 積み荷の陰に僕等は潜んだ ねぇ、サリー 僕の手を取って 飛び移った幽霊船 二人は春の惑星へ向かうんだ 朝になればまた悲しい目をして 窓の外眺めていた ねぇ、サリー 夜を越えてゆけ 霞んで見えた水平線 二人は春の惑星へ向かうんだ 辺りは暗闇で凍えてしまいそうだ あの歌を聴かせてよ、サリー