ありふれた歌 ぼやけた視界の中では 後方は照らされ 悲しく笑う顔だった 今思えば 今思えば ありふれた歌 思い出せることといえば ありふれた言葉 それだけになっても それだけになっても 答え合わせをしても 答え合わせをしても 回答は無音 自分の声だけ 耳を澄まさずとも 自分の声だけ ありふれた言葉 自分の声だけ ありふれた歌 ありふれた言葉 自分の声だけ ありふれた歌 ありふれた言葉 鼓膜のすぐそば こびりつく残響 こびりつく残響 ありふれた感情 ありふれた結末 結局残るものといえば それだけになっても まだ陽が射す 明日も目を覚ますのなら ありふれた歌