いつものアラームの前に起きた なのに今日は 支度に時間がかかりすぎて 結局駅まで走る始末で せっかくセットした髪の毛も ぐちゃぐちゃだぜ さよならなんて言いながら 何年先も憶えててほしい 誰かが知った先なんか 走って、転んで変えてきた 言葉より先の方へ 心より先の方 君の声が聞こえるたび ただ会いたくなってしまう どうやら急いでいたのは 君も同じで ぐちゃぐちゃな互いの髪の毛も 笑えてきて 君に嫌われたくなくて その場しのぎのウソをつく やっぱりそうかバレてたんだね それでも僕のそばにいた おはようの悴んだ手 紅く染まる街の匂い 忘れたくても忘れられない 君も同じだといいな そうこうしてるうちにも 冬の香りは薄れて 言いたいことは山ほどあるけど ただ一つ、一つだけ 何年先も憶えててほしい 言葉だけじゃ足りなくて カタチを探すけれど 見つからないのは砂埃と この涙のせいだろうか 言葉より先の方へ 心より先の方 君の声が聞こえるたび また会えるような気がしてる