Free 日々の風は秒針と共に溶けゆき 人々は色彩を名付ける Free 忙しのない雑踏に少し疲れて 路地テラスの良さげな椅子 伸びをした 自転車配達員は急ぐ ブレーキの音に猫が跳ぶ 転がって汚れた毛並みの 不可思議な模様にclose upする 嘘みたいな本当の話 あれは異世界のエントランス そこまでにして視線を戻し 木漏れ日と共にぼんやりしてる かじりかけのビスケット 紅茶にちょっと浸して 時計はそろそろ13時を指す 人生の意味がちょっとだけ わかったような 気になったけれどまだ置いておく City peel どこかでカラメル焦げた様な 匂いに紛れて思い出す 仕事帰りに待ち合わせて 7割の歩幅で帰ったこと 多分あの子は元気なはず 都合の良さでまとめさせて あの映画みたいな恋だったよ って薄目のままでぼんやりしてる かじりかけのビスケット 紅茶にちょっと浸して 時計はそろそろ13時を指す 心のドミノを押したのも きっと僕だったよ 心のフシギは僕のせいじゃないけど 掛け違えたボタンのズレから 心地良さがたまに生まれる それを知らないまま 大人になんかならないで 物語はスロースローペース そんな時があってもいいよね だからこそ今日も歌が生まれたし 人生の意味がちょっとだけ 変わった感じも ちゃんと僕は受け止められるよ かじりかけのビスケット 紅茶にちょっと浸して 時計はそろそろ13時を指す 人生の意味がちょっとだけ わかったような 気になったけれどまだ置いておく City peel