Ah 誰が為濡れて匂うや洗い髪 Ah 君の匂いと月ひと滴 口伝って裏切って通わして もっと触ってあじわしてねぇ からます指濡れる髪 滑りこます手のひら すいこまれる吐息 伝う首這わす口しなだれたつま先 トワにトワとタダ目を綴じる 日沈む毎にゆっくりこぼれ落ちる 今はこれの正体知りたくもない うらぶれあって持ちよって ごまかして もっとほしいって声にしてねぇ 乾く髪沁みる闇裏がえす背のひら かすめさせる溜息 欠ける月淡いとき疼きだす傷口 えぐりけずれまた満ちていく つかのまの遊うたかたの泳待焦げ 甘い残り香に堕ち 熱持ち君もてあます夜 <♪> からます指濡れる髪 滑りこます手のひら すいこまれる吐息 伝う首這わす口しなだれたつま先 トワにトワとタダ目を綴じる