誰も味わえない様な ありふれた夜を歌うだけ 他の誰でも無いから かすれた声で歌うのさ 今日も終電の端の席 うたた寝一駅乗り過ごし キンキンの水を片手に 千鳥足 1人旅 怖いくらい真っ暗い川に少し 距離を取った ヤニ臭いな 浮かぶ歌詞は どれも使えそうにないな タクシーは通らない 喉を通らない 今日の不満 怠慢に ワイヤレスイヤホンの 充電切れたらしい 右の車はどんな窮屈を乗せているの 誰も味わえない様な ありふれた夜を歌うだけ 他の誰でも無いから かすれた声で歌うのさ ポッケの小銭と家鍵 奏でる金属音 悪くない 降らなかった雨 傘持ってるのになんで まぁいっか 靴が綺麗だ 少しだけ少しだけ 今日はどこか 違った日なんだ 悩んだ日なんだ 笑えた日なんだ 誰も味わえない様な ありふれた夜を歌うだけ 他の誰でも無いから かすれた声で歌うのさ きっとどんな日も特別さ 当たり前だけで ここにいるだけで 当たり前だけで 誰も味わえない様な ありふれた夜を歌うだけ 他の誰でも無いから かすれた声で歌うのさ