Track byamaitopina
少女たちはプラスチックの肌で 走っている 教室の中で、小説の中で 「愛してる」って言うと 無限に反響して誰にも届かない その反響は鼓動みたいで、 どきどき、 どきどきって教室を揺らしていた わたしは次第に記憶を失っていく わたしは次第に記憶喪失する あなたが言った言葉はどこにも 記録されません 少しでも触れられたら 壊れてしまいそうな痛み、手のひら エレベータが落下して人形になる