いつの日にか見た映画のような空気 だ 流れる風 夕方のチャイム 赤い空 大きな夕日が手を降ったあなたの影 を作る 真っ黒で何も見えない カーブを曲がればいつもの帰り道 ちょっと待って ねぇだって さっきの別れの一言がありきたりな 言葉で このままじゃ帰れないよ もう少し歩こうよ 夜の街を ざわめいた夏の風に吹かれながら 街は人をさらってゆく 飲み込んでゆく ぬるくなってゆくビール瓶をかたむ けて あなたといるこの時は限りあるもの 誰だってそうさ 見えない明日に怯えながら 息をしてるんだ ねぇどこへ行くんだろう 僕たちの未来は 話は終わってないよ もう少し飲もうよ 夜の街で あぁこのまま君と二人で いつまでも夢の中で そうだあの映画を見たいんだ 主題歌を歌いながら 二人手を取り合って もう少し歩こうよ さっきの別れの一言がありきたりな 言葉で このままじゃ帰れないよ もう少し飲もうよ もう少し歩こうよ 夜の街を いつの日にか見た映画のような空気 だ 人は出会い 別れてゆく 夜の街で