傘をかしげて 上りかけたら 下りて来たのが あのひとでした 袖摺坂は 出逢い坂 うす紅色に こころも染まり やさしいおんなに なってゆく そんな そんな気がして 結ぶ帯 <♪> 他人に話せば 幸が消えそで そっと仕舞って おきたいのです 袖摺坂の 花は恋 ほかには何にも いらないけれど うなじに触れてる 指先は ずっと ずっと私の ものですね <♪> 袂濡らして 泣いてた頃に 戻らないよに 祈っています 袖摺坂に 忍び雨 注されつ注しつ ほんのり酔って このまま甘えて いたくなる 雨が 雨が止むまで 夜明けまで