Track byThomasson
目が覚めてはじめて気づく空白 忘れていることだけなぜか思い出せ る ミルク色の低い空が落とすぬるい光 火を点けて身体に熱を与える 朝ごはんを食べたら少し出かけよう 音のしない窓辺 顔を洗い髪を梳く 鍵はポストの中 もう誰もいない街をゆく 都市計画の裏を追いかけたらいつの まにか ふら ふら ありえない地名を示す標識 導かれるみたいに歩く路地裏 鼻先へと触れる錆びた鉄の匂いを追 う もう誰もいない街をゆく 都市計画 触れたら再生する記憶の影 ゆら ゆら もう誰もいない