交差する街と人を見下ろす 名も無い信号機が 何かを急かすように点滅する わりと在り来たりで退屈な結末 涙も出ないわ ドラマなら 三流以下みたいなシナリオ "さよなら"だとか"ありがと"よりも "それじゃ""またね"ぐらいで丁度いい 優しい嘘もつけないのなら せめて最後に接吻て 許さない 許せない って泣き喚いてしまえば楽なのに 硝子のプライド 爪を立てれば 悲しい旋律 信号が変わる その前に 歯止めが利かなくなる前に それぞれの歩むべき道へ 二度と もう 交わりはしないでしょう 僕が君に何をしてあげられたのか 思い返してるけど それさえ もう 自分への言い訳にしたいだけ 揺れているのは心の炎 触れたならば消えない傷と成る どんな言葉も嘘になりそうで 何も言えずに立ち尽くす 戻れない 戻せない と思うほどに 今更 切なくて 見慣れた景色が やけに今夜は眩しく見える 人の波に溶け込むように 姿が見えなくなるように それぞれの歩むべき道へ 二度と もう 振り返ることはない ただ少しだけ 重なっただけ 二つの道が交差しただけ ただ それだけのことだから 許さない 許せない って泣き喚いてしまえば楽なのに 硝子のプライド 爪を立てれば 悲しい旋律 戻れない 戻せない と思うほどに 今更 切なくて 見慣れた景色が やけに今夜は 眩しく見える 信号が変わる その前に 姿が見えなくなるように それぞれの歩むべき道へ 二度と もう すれ違うこともない