心の風はいま、 君の場所から吹いてくる 寄せては返す潮騒のようなやさしさで… シャツを脱ぎ捨て、走り出す背中 なんだかいつもより、大きく思えたよ 陽射し浴びて、水に飛び込んでく 子供みたいだけど、眩しく見えたんだ 降り注ぐ太陽、懐かしい海の匂い、夏のいたずら? 名前呼ばれる度、そばに近づく度に、ドキドキした 真夏の風をいま、 身体中で感じている 灼けた素肌で、君を見る目で、ときめきで、 心の風はいま、 君の場所から吹いてくる 寄せては返す潮騒のようなやさしさで… 空と波と君と海風 恋の予感、連れて来る 水平線を夕陽が染めてく 赤と青と白の絵の具が溶けるように はしゃいだ後の静かな余韻が、 なんだかさみしくて、感傷的になる 砂浜の絨毯、膝を抱えていたら突然君が… なにも言えずにただ隣でその景色を眺めていた 真夏の風がいま、 身体中を駆け抜けてく 触れた指から注がれて来る、いとしさが 心の風はいま、 ふたりの間を流れる 寄りそう肩のせつない痛み、忘れない 宙(そら)と星と君と海風 そっと髪を撫でてゆく 真夏の風をいま、 身体中で感じている 灼けた素肌で、君を見る目で、ときめきで、 心の風はいま、 君の場所から吹いてくる 寄せては返す潮騒のようなやさしさで… 空と波と君と海風 恋の予感、連れて来る