背中に羽根が生えた 春が訪れていた 頬をなでる光に少し眠くなって きみは夢を抱いた 寝癖の髪とペンで 叶うならば続きを 聞いていたかったよ 甘かった苦かった ふたりの恋 でもきっとそうずっと交わらない いつだってやさしくてうれしいけど いつか終わる そっと 過ぎ去ってきみだって わたしのこと 忘れてしまうって思うけど 指切った約束は消えないから 歩き出せるきっと明日へ … わたしたちは似ていた 少し泣き疲れてた 穴の空いたコップに水を注ぎあって きみがよく読んでいた むずかしい本の中にも 欲しい答えはないよ いつか分かるから 空から見えたら 名前呼ぶわ ページをめくって 連れ出して遠い世界へ 晴れたって雨だって変わらぬ朝 恋をして駆け出して輝いた 抱き合ってキスをして寄り添うけど いつか終わる そっと 過ぎ去ってきみだって わたしのこと 忘れてしまうって思うけど 指切った約束は消えないから 歩き出せるきっと明日へ