愛に憑かれて十年 また愛にフラれて終電 淘汰され排除され 空回った武勇伝 買い慣れた欲と性 時折絡む誰かの盛った愛は 迎えた暁には 足跡消して いつからか城の中 跡形もなく消え去る渇いた涙 見慣れた耽美の園は 夢の跡 私は仮初の楽園と 玉座を手にした美しい仮面を 差し詰め手持ちの宝石のように 寵愛し 融解し 今 失った 愛に憑かれて十年 また愛にフラれて終電 淘汰され排除され 空回った武勇伝 愛に憑かれて十年 また愛にフラれて終電 舞い上がった、 分かんなかった若さが許せないわ 与えられた己が仇 悲しみふける日の冷めた肌 愛はいずれも灰と化して …使えないわ 人肌の燗で温めた身体も 纏う衣は日に日に重くなって 今にも果てそうな死にかけの魂を 叩いて 動かして また散りゆく 愛に憑かれて十年 また愛をひがんで雄弁 若さって しょうもなくて 今更気付いたってもう あーあ、私の幸せって 案外他責だったって気付いたわ 「嗚呼、ただ笑っていたかった」 あの頃の伝説に今 手を振って 愛に憑かれて十年 また愛にフラれて終電 淘汰され排除され 空回った武勇伝 愛に憑かれて十年 ただ愛想尽かして沸点 舞い上がった、 分かんなかった私が許せないわ
