ざわめきにすわって 時計を追いかける アナウンスが遠い街の名を告げるの 行くあては ないけれど 手のひらのきのう 今はただ 灰にしたいだけ つれてって 何もねえ 聞かないで 破れかけた 悲しみの心 つれてって 何もねえ 聞かないで 独りぼっちの ガラスのかけら ポーチにしのばせた 二人の写真(フォトグラフ) 見知らぬ街角で ほほ笑みちぎるのよ 右腕に 誰かが いないとここから 進めない 私だけど たよりなく 流されて ゆくけれど あふれだす 想いをとめないで たよりなく 流されて ゆくけれど もっと眩しい 私が欲しい つれてって 何もねえ 聞かないで 風が今 染めあげてく翼 つれてって 何もねえ 聞かないで 独りぼっちの ガラスのかけら