ベルフェゴール「ベール、 さっき話したあいつへのサプライズ プレゼントだけど、 このぬいぐるみにそれぞれメッセー ジを吹き込むんだって」 ベルゼブブ「おぉー、 美味しそうだな」 ベルフェゴール「美味しくはないよ 。話聞いてた?」 ベルゼブブ「うん。それで、 メッセージってどんな感じなんだ? 」 ベルフェゴール「あいつが、 人間界でひとり寂しい時に聞いて嬉 しくなるものだって」 ベルゼブブ「じゃ、俺吹き込む」 ベルフェゴール「えっ!もう?」 ベルゼブブ「寂しさを吹っ飛ばせば いいんだろ?」 ベルフェゴール「すごい自信だね。 じゃあ、録っちゃおう」 ベルゼブブ「うん。あ、ベルフェ。 顔見られてると、 恥ずかしいから…向こうを向いてて ほしい」 ベルフェゴール「わかった。」 ベルゼブブ「じゃ、行くぞ。 3・2・1」 ベルゼブブ「パリパリパリパリ…ボ リボリ…パリパリ…」 ベルゼブブ「できた」 ベルフェゴール「『できた』じゃな いよ、なんでポテチの咀嚼音?」 ベルゼブブ「これ聴いたら腹減って 寂しい気持ちなんて忘れちゃうだろ 」 ベルフェゴール「それ、 ベールだけだよ」 ベルゼブブ「そっか…それにしても ベルフェ、 よくポテチってわかったな、 天才なのか」 ベルフェゴール「天才ってほどのこ とじゃないでしょ。 ベールのおかげで世界中の誰よりも ポテチ食べる音聞いてるから」 ベルフェゴール「それより録音は? 」 ベルゼブブ「だな。よし、 あっちむいて」 ベルフェゴール「わかった」 ベルゼブブ「3・2・1」 ベルゼブブ「パリパリパリ…ボリボ リボリ…」 ベルフェゴール「ふっ、 だからー!なんでだよっ、 チョコチップクッキーの咀嚼音!」 ベルゼブブ「正解」 ベルフェゴール「よしっ…!よしっ じゃないよ!なんで咀嚼音やめない の?」 ベルゼブブ「すごいなベルフェ。 チョコチップまで当てるとは。 次いこう、あっち向いてて」 ベルフェゴール「あ、 ちょっと待って、 匂いでわかっちゃうかもだから、 鼻つまんどくね」 ベルフェゴール「ていうか、 僕も『咀嚼音当てゲーム』参加しち ゃってる!」 ベルゼブブ・ベルフェゴール「フフ フッ」 ベルゼブブ「いいからいいから、 早く、次行くぞ。第3問」 ベルフェゴール「よし来い!」 ベルゼブブ「パリパリジュゥパリ… パリパリジュゥ…」 ベルフェゴール「はいはいはいはい 、簡単」 ベルゼブブ「はい、 ベルフェゴールさん」 ベルフェゴール「フライドチキン! しかも、ももの部分!」 ベルゼブブ「正解」 ベルゼブブ「どんどん行きましょう 。第4問」 ベルゼブブ「ゴリガリ…ガリガリ… ゴリガリ…ガリガリ…」 ベルゼブブ「はい、 ベルフェゴールさん」 ベルフェゴール「うーんと…氷!し かも、軟水の!」 ベルゼブブ「正解」 ベルフェゴール「よしよし!」 ベルゼブブ「おっと、 ここでチャンスタイムです」 ベルゼブブ「今から食べものが2つ に増えます。 両方当てるとポイントは倍に」 ベルフェゴール「よーし、 いくぞ!」 ベルゼブブ「ボーナス問題です」 ベルゼブブ「サクジュワサクジュワ 、サクサク…」 ベルフェゴール「うわぁ、 難しいなぁ…うーん…」 ベルゼブブ「さぁ、当てられるか? ベルフェゴールさん」 ベルフェゴール「トーストで…クロ ワッサンを挟んでいる!」 ベルフェゴール「どう?」 ベルゼブブ「フッフッフッ…」 ベルフェゴール「何その笑い?…」 ベルゼブブ「ふはぁ!…」 ベルフェゴール「何何何何何々…」 ベルゼブブ「はぁ…」 ベルフェゴール「はぁ、どっち? …」 ベルゼブブ「ふはぁ!…」 ベルフェゴール「ひえぇ、 どっちなの?…」 ベルゼブブ「正解」 ベルフェゴール「よーし!!!きた ーーー!!」 ベルゼブブ「続いて第5問」 ベルゼブブ「俺たちは今、 何をしている?」 ベルフェゴール「あっ…何してんだ ろう?」 ベルゼブブ・ベルフェゴール「つづ く」