私の家に飾ってあった 一枚の水彩画 子どものころからずっとあった 静かな山の絵 いつかこんな気高い 山に登れたら いいなと想い 描いてた サント・モンテローザと 知ったのは ずっと ずっとずっと あとのこと いつか登って 見ようあの山 憧れの サント・モンテローザ いつの日か気づいたら私は やまびとになっていた まだ先の見えない人生を 登るやまびと いつかこの山頂に 立って見たいなと そんな夢を描いてる サント・モンテローザで何が 見える? 人生という大きな山 いつか登って 見ようあの山 憧れのサントモンテローザ 山を登りながら私は 涙もろくなっていた 厳しい人と言われるけれど 涙もろい私 人生の荒波に揉まれた やまびとが見たのは白銀と氷山の谷 サント・モンテローザと紺碧の空の 他に何も見えなかった 登り続ける先には何が あるのかサント・モンテローザ 私はあの山のいただきに 立った夢を見た ゆっくりとバラ色の夕日が 静かに染まる これは繰り返された山の歴史だろう 絶え間ない嵐にさらされた山 サント・モンテローザの歴史が 見える 街並みに重なって見えて行く いつか登ってみようあの山 憧れのサント・モンテローザ 憧れのサント・モンテローザ ありがとうサント・モンテローザ