指折り数えた さよならの季節は まだ暖かい 右手のよう 言葉の無いそこへ誘う君は誰? 愛しくても伝えられず 飛び出す月よ照らして 凍えそうな今宵を たどり着いた未来は 踏み場も無い時代だ つなぎ止めた心で 何を知る 何を考える 何を感じ取る 暗闇のさ中でわらう君は誰? 愛しくても伝えきれず 指折り数えるの 始まりの季節を 体温の無い左の手で たどり着けない未来は踏み場なのさ 僕らの 凍えそうな今宵の一つだけの希望さ つなぎあわす心で 何を思えば 何を知ればいい 何を望めばいい 意識が巡り合わせる その度に僕は何をしていたっけ 扉が開いたままの檻の中 独り そしてもう一度 触れたら終りだ 僕たちは萎れてしまう 元々僕らは居ないんだ こんな所に それは僕らが 決めた事なんだ 意識の巡り合わせのその先で僕は 何をしているのか 愛しい君の名前を呼んでまた気づく それは僕 僕の名前 指折り数えた さよならの季節は まだ暖かい 右手のよう 言葉の無いそこへ誘う君は誰? 愛しくても伝えられず