雲のあいだ 君を隠したもやもやも 全部吹き飛ばせたらな 空に咲いた 僕を隠したもやもやも 全部忘れられたらな いいな 覗いたものは すべて輝いていつか 消えそうに ゆらゆら揺れて 触れたものは すべて透き通って繋ぎ 留めたくて くらくらしてた ずっとそこにいたいよ 時を止めておくれよ 何もかも上手くいかない そんな 退屈な日々だ そこに君が描いた この色を手放せないんだ 不確かなものは いつだって どうしようもなく僕を 惹きつけて離さない 手を伸ばせばほら いつだって 雲をつかむような そんな感覚だ 溺れて 溺れて 手にしたものは すべて抜け落ちて今も 絶え間なく ちくちく痛んで 思い出すのは すべて灰色な記憶 沈んでしまえ 深く深く もういっそ 僕ごと全部 連れて行ってくれ 不安定な君が いつだって どうしようもないくらいに 愛おしくて放せない 目を閉じればほら いつだって すぐ傍にいるような そんな錯覚だ 溺れて 今日が いつまでも 今日じゃないことくらい とっくに気づいていたよ 僕らだけの夏 誰だって 奪えやしないんだ 君が 攫って 眩しい日差しを背に 君は笑っていた 僕の影に凭れ 霞んでく 揺れる白いワンピース 光を通した君を抱きしめた 僕は君と共に行く 終わらない夏の中 終わらない夏の中