無駄なことはね 人間にしかできないの いつか君が話していたこと 冗談みたいに笑って 目を閉じて見せた あれは誰の為の言葉なの 目覚ましよりも 先に起きれば 支度を済ませた君に出会えた 指先だけを軽く揺らした またねに寝ぼけ眼で返した 昨日のことのように思い出す あれからまたねの続きはないの そんなもんだったよな僕ら ただ眠りたい 君と眠りたい 遊び疲れて 深く落ちていきたい 忘れたい 君を忘れたい 便りのない毎日に まだ気もそぞろ 晴れない心 それすら君にすれば 無駄なことなんでしょう 雨雨降れ降れ 激しく打ち付けて 心地の良いノイズで包んでくれよ 雨雨降れ降れ 優しくしなくていい 無下に洗い流して ただ眠りたい 今は眠りたい 夢も見ぬほど 深く落ちていきたい 始まることもないなら 必要のない恋だったのかな でもね無駄じゃない 決して無駄じゃない 何になれずともそう思えるんだよ 忘れない ずっと忘れない 飾りのない会話の中 忍ばせたこの想いに君は 気付いてしまっていたんだろう 悪いのは僕の方だね 一度だけでいい あの夜のことふと 思い出してくれたら それだけでいい