満月が僕の姿を 公園の円卓の大理石に くっきり写し出し 僕は月と 僕等の三つの 関係のなぞかけことばを 考えて立っていた 愛してるよ君だけを 愛してるよ君だけを 君は僕の作った歌を口ずさんで ピンクのチョークをじょうずに 踊らせて 何十本もすりへらしあせもふかずに 僕の僕の影をぬりつぶした 愛してるよ君だけを 愛してるよ君だけを あの夜二人ともみょうに静かだった 僕のピンクの影の上を二人裸足で 一言もしゃべらず 顔も見合わせずに 僕等はワルツをとてもうまく踊った 愛してるよ君だけを 愛してるよ君だけを...