俺は荒野の狼 たとへこの身が朽ち果てても 俺の夢は幾千億の 氷河の時を走りつづける この死にぞこないの 忘れかけた愛をつなぎとめてくれる きっとあの小兎を この手の中にくわえ込み 俺の牙に砕ける骨の音と はぜとぶ赤い血は 生きるにまみれささくれた俺の心を 熱く駆け巡るだろう〜 見えぬ片目を鼻づらに 月に吠えればあの瑠璃の星 果てなき荒野を見渡せば 風にちぎれた俺の声 <♪> 眠りを忘れた白夜の夏 お前と獲物を追いかけた エメラルド色の湖をのぞけば 谷間に沈んだ真夜中の太陽 そうあの日のお前が 俺を呼んだような気がした ふり返ればいつも お前は白い息を吐きながら 俺と一緒に走ってた 俺にはもう失うものなど何もない 焼け付く喉に風をくわえ込み お前が眠るあの氷河の涯まで 吠えながら走り続ける <♪> 俺は荒野の狼 たとへこの身が朽ち果てても 俺の夢は幾千億の 氷河の時を走りつづける 氷河の時を走りつづける