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1999年、夏、沖縄

Track byMr.Children

16,559
96
  • 2000.08.09
  • 7:40
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歌詞

僕が初めて沖縄にいった時 何となく物悲しく思えたのは それがまるで日本の 縮図であるかのように アメリカに囲まれていたからです とはいえ94年、夏の沖縄は Tシャツが 体にへばりつくような暑さで 憂鬱なことは全部 夜の海に脱ぎ捨てて 適当に二、三発の恋もしました ミンミン ミンミンと 蝉が鳴いていたのは 歓喜の歌か それとも嘆きのブルースか もはや知るすべはないが あの蝉の声に似たような 泣き笑いの歌を奏で僕らは進む いろんな街を歩き いろんな人に出会い 口にしたさようならは数しれず そして今想うことは 大胆にも想うことは あぁ もっともっと誰かを愛したい 酒の味を覚え始めてからは いろんなモノを飲み歩きもしました そして世界一のお酒を見つけました それは必死で働いた後の酒です 戦後の日本を支えた物の正体が 何となく透けて見えるこの頃は 平和とは自由とは何か 国家とは家族とは何か 柄にもなく考えたりもしています 生まれた場所を離れ 夢からも遠くそれて あぁ僕はどこへ辿り着くのだろう 今日も電車に揺られ 車窓に映る顔は そうほんのちょっと くたびれているけれど 神は我等を 救い賜うのでしょうか それとも科学が それに代わるのでしょうか 永遠でありたいと 思うのは野暮でしょうか 全能でありたいと 願うのはエゴでしょうか 時の流れは速く もう三十なのだけれど あぁ僕に何が残せると言うのだろう 変わっていったモノと 今だ変わらぬモノが あぁ 良くも悪くも いっぱいあるけれど そして99年夏の沖縄で 取りあえず僕らの旅もまた終わり 愛する人たちと 愛してくれた人たちと 世界一の酒を飲み交わしたのです 最後の曲が終わり 音がなり止んだ時 あぁ僕はそこで何を思ったのだろう 選んだ路とはいえ 時に険しくもあり 些細な事で僕らは泣き笑う いろんな街を歩き いろんな人に出会う これからだって それはそうなんだけど そして今想うことは たった一つ想うことは あぁ いつかまた この街で歌いたい あぁ きっとまた あの街でも歌いたい あぁ そして君に この歌を聞かせたい

2曲 | 2000

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