ぼくの何もかもが 嫌になった日曜の午後 2時半過ぎ ひどく時間をかけて バスルームで ひげを剃っていた 年をとって ずるい顔になって ただひどくくたびれている 鏡の中のありふれた男 ありふれた話 ありふれた日曜の午後 すべてあきらめたら 暇になった日曜の午後 5時半過ぎ ぼくは外野席で 退屈な試合を見ていた こいするたびに 恋の終わりのことを考えた きみにとっては 記念すべき日 ありふれた二人 ありふれた話 ありふれた日曜の午後 バスルームに 鍵をかけたままで もう誰もぼくに逢えない これでさようなら 髭を剃り終えた ありふれた男 ありふれた話 ありふれた日曜の午後 ひどくつまらない男 ありふれた話 ありふれた日曜の午後