目覚めたばかりの 私の手をとって 連れ出してくれた あなた 暖かい陽が降り注ぐ 荒れた道の 真ん中で ふと足元を見れば 名前も知らない 白い 一輪の花 あなたと共に 向かう明日が 描いてた理想と違っていても 今 ここに在る花は きっと咲き続けている 穏やかに過ごした日々の 涙ひとつ 忘れたくない ふと目に浮かぶのは どこまでも広がり 揺れる 色とりどりの花 どんなに強く 願う明日が 叶わない夢だと分かっていても 今 ここに在る花を あなたと護っていられたら 明日も 叶うならずっと 手を繋いでいたい