春を告げた雨 寝ぼけ眼の頬を打った 傘も持たないまま 震えて僕は待っていた 思い出した あの懐かしいメロディだって 繰り返す季節に消されていく 目眩がするわ 春風が吹き込んで 幼気な僕は変わっていく 走る 向かい風に飛び込んだら 花のように軽く舞い上がっていた 遠く 春風に乗っていくよ 僕だけが抱く 痛みを連れていく 白んだ月影 寄り添って身体を休めた 何も言えないまま 静かに僕は待っていた 聴こえてきた あの懐かしいメロディ歌って 繰り返す季節を越えていく 何度でも やがて 向かい風は強くなり むちのように唸り 僕を打ったんだ 遠く 春風に乗って探そう 僕だけが抱く 痛みの向かう場所 降り続いた雨 固く結んだままの蕾 ただあどけないまま 笑った僕のようだった クラクラするわ 春風が吹き込んで 幼気な僕を奪っていく 逸る 鼓動のまま飛び込んだら 花惑う嵐 真っ只中さ 走る 春風と共にいくよ まだまだ遠くへ 走る 向かい風に飛び込んだら 花のように僕は舞い上がっていた 遠く 春風に乗っていくよ 僕だけが抱く 痛みはここにある 僕だけが抱く 光はここにある
