<平舘哀歌 唄:上杉香緒里> <詞:松井由利夫 曲:水森英夫> 汽笛ばかりで 沖行く船の 影も見えない 平舘 いさりび海峡 男は懲りた 懲りて覚えた 酒なのに 隣に誰かが いてくれりゃ そんな弱音が ついほろり <♪♪> 潮のつぶてに 霙がはしる 窓をきしませ 風が哭く おもかげ海峡 昨日も今日も 冬のさきぶれ 荒れ模様 故郷に残した 妹が やけに恋しい こんな夜は <♪♪♪> 男らしさも ひと皮むけば しょせん気儘な 海つばめ おんなの海峡 こぼれ陽させば はるか蝦夷地の あの空に 小さな幸福 抱けそうな ちがう明日が 見えてくる