苛つきを片して 文字で打つキミは 僕に背中を向けて 知らないところへ行ってしまいそう 普段より 普段より 少しだけ ふわり香る 首元に気付いても口に出せなかった 合図を待つように 距離を取る日々が間近に迫る 今を重ねて 夢に溺れて ガラスにうつる僕らは 愛のカケラすらも無く 昔の2人に戻ろうよ ねぇ 探しモノを飲み込んだこの街で 独りまた独りと廻る 平日の夜に見惚れたキミは 今何処で何してるの? もたつく足元を掬われて キミのためなのに報われない ボロボロになったシューズ 今更追いつけやしないのに 結び目が睨む 解けた紐に躓いて 約束も違えてないし あーしたいこーしたいと相も 変わらず 在るが儘突き通す 二人を照らす月の光と酷似してく 理想 キミのレンズ越しに見る僕は いずれ未来を蝕んでしまう毒だ これっぽっちの色欲じゃ 飲み込まれてしまうね。 探しモノを飲み込んだこの街で 独りまた独りと廻る 平日の夜に見惚れたキミは 今何処で何してるの? 上機嫌な言葉だけをわざわざ選んで VHSの中身みたいに もう絡まらないようにしなくちゃ 探しモノを見つけても またどうせ無くすんだろうな 雨に濡れて落ち合うのも 全て泡沫に消える 覚ました目で追われるキミは 2人だけだねと微笑う 平日の夜じゃ認められない ねぇ何処で何してるの?